パチンコで生活保護を停止した別府市をみて思ったこと
2016/02/01
スポンサーリンク
どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。
定期的にこの話題、起こりますよね。
法律的な観点で見ると、
生活保護を停止するほどの根拠がない
そうです。
うーん。
パチンコで生活保護を停止した別府市の「罪と罰」
そもそもが、ギャンブルをすることが、
健康で文化的な最低限度の生活に
含まれるかどうか、という意見があり、
今回の件は、事前に
「ギャンブルしません!」という誓約書が
あったとしても、生活保護法・厚労省通知等に
規約がない場合は、誓約書は無意味らしい。
さらには、ギャンブル依存症だった場合、
生活保護打ち切りではなく、
依存症問題として対応すればいいとのこと。
ポイントとなるのが、
「違法ではないが望ましくはない行動」に
今の生活保護制度がどう対応できるか、てこと。
法律と現実のギャップ
生活保護がかかげている役割や理想と
それのベースとなる法律のギャップがあるということ。
生活保護とか、いわゆる国民にとっての
セーフティネットとなるものって、
国民に対する投資だと判断しています。
病気や怪我、心の病など、色々なことが原因で
働けない(=納税できない)人に対して、
「また働けるようになって納税してください。
それができるようになるまで
あなたに投資(サポート)しますよ」
というのが生活保護の定義なんじゃないですかね。
そういう意味でいうと、有給休暇だって、
ある意味社員への投資みたいなもんだよなぁ。
リフレッシュして、また会社に貢献してね!
っていう。
落とし所としては、やっぱりベーシックインカム
今回のように、曖昧な法律だと、
その観点から突っ込まれ、
明確にすると、今度は抜け穴を見つけられる。
それに、現在の生活保護のような
複雑な仕組みでは、そこにマンパワーが必要で、
とてもじゃないけどギャンブル依存症対策だったり、
自立支援にまで人手が回せない。
だったら、ベーシックインカムで、そのへんの
わずらわしい定義を全部取っ払い、
今の管理コストの一部を依存症や自立支援対策に
回せばいいんじゃなかろうか。
明確な試算はしてないので突っ込まれても困るけど。。。
とにかく言えるのは、今のままの体制では
どのみち立ちいかなくなるってこと。
たしかに、感情論だと、ギャンブルするような
人に生活保護に疑問を持つのは普通だと思う。
わたしだって疑問に思う。
だけど、一般人に伝わるのって、大体ここまでで、
生活保護法の現実や、ギャンブル依存症との
関係性、その整備コストまで知られることは
あまりない。
教育問題と並んで、本当に根が深い問題だよなぁ…。
感情論の先にある、そもそも論から問題提起の声を
たくさんあげることが大事な気がします。
さて、それでは今日はこのへんでー!
---お問い合わせはLINE公式アカウントへ。
メールの宛先は、
sakakiharaあっとまーくrebirthink.jpまで。
★逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
another lifeさんからの取材記事
★高校も大学も中退し、就活もしていない波瀾万丈な人生を歩んだ私が、学校教育を変えたいと決意した話
STORYSに自伝書きました