人事をつまらなくしているのは企業の評価体制にも原因あり
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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。
明日から人間界に復帰です。
おのれインフルエンザめ。
さて、今回は人事と採用の件について、
イケダハヤトさんがブログ書いてたので。
人事が保守的になる理由
引用されてる文章を引用。
—とある大手出版社の部長クラスのお話。
この間、新卒の採用面接をしたんだけど、面白い学生ほど、落とされていくんだよ……。
せっかく編集者が「こいつは面白い!」と上の面接にあげても、人事部がつまらない奴らの集合体だから、そういう若者を真っ先に落としてしまう。だから、最終的には優等生タイプのつまらないやつらしか残らない。
つまらないやつがつまらないやつを採用してどうするんだ?という感じだよ。まったく。
—
真に創造的な仕事ができる人材は、「まじめ人間フィルター」によって弾かれるのが、世の常です。
イケハヤさんの主張もわかりますが、
人事だけの問題じゃないとぼくは思ってる。
というのも、人事は基本的に減点評価です。
どんなにいい人を採用しても、人事が評価されることはなく、
逆に、変な人を採用すると、なんであんなやつを上にあげたんだ!
と言われるわけです。
そりゃ、無難な人を上にあげたくなるじゃないですか。
どっちに振りきれるかわからない面白い人か、
問題社員になりにくそうな優等生タイプかだったら、
後者を取りますよ。
雇われて、上司から評価される会社員であれば、
至極当然の選択です。
リスクを取ることが許されない働き方をさせておいて、
つまらない奴らの集合体っていうのは、
いささか言い過ぎじゃないかと。
あ、もちろん加点評価の組織だったら、
人事がダメだよね、てことで同意ですけれども。
面白い人を採用するには
大前提として、人事を加点評価する組織じゃないと
ダメでしょう。
評価体制だけじゃなく、空気感も含めてね。
リスクを取ることを歓迎し、自分からハンティングに
行くような人を配置すれば、人事は活性化するかと。
いくらリスクを取ることをよしとされていても、
その仕組を活かせない人が人事やってたら
なんの意味もないですからねぇ。
ぼくが最初に居たベンチャー企業は、
人事が「人間としてどうなの?」って問いたくなるほど
性格が歪んだ人だったので、それ相応な人ばかり
採用されてましたね。
なので、人事=採用される人の関係は、
うつしかがみであることにも間違いはない。
そしてイケハヤさんが仰るように、異能な人は
「みんながやってるから自分もやる」って理由で
動かないから、そもそも就活に嫌悪感すら持ってると思うんですよ。
だから、SNSだとか、トレンドなものを
人事も追いかけて、面白い人を常にハンティングするぐらいの
姿勢じゃないと、他社と差別化なんてできないですよ。
最後に
そういう意味でいうと、企業の採用の「闇」は深いですよ。
評価体制から人事の人材をどうするかまで、
色々な問題が絡まり合ってるわけですから。
そして悲しいことに、一般企業がGoogleやAppleの
採用方法を真似したところで、あんまり意味はないんですよね。
これから優秀な人、またはポテンシャルが高い人を
採用するコストはどんどん上がっていくので、
体制をがっつり変えるか、ふつうの人を超サイヤ人にする
社内教育体制を作るか、どっちかにシフトしないと
やばいだろうなぁ…。
さて、それでは今回はこのへんでー!
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★逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
another lifeさんからの取材記事
★高校も大学も中退し、就活もしていない波瀾万丈な人生を歩んだ私が、学校教育を変えたいと決意した話
STORYSに自伝書きました