FAXなど、時代遅れのモノがいまだにつかわれ続ける3つの理由
2016/04/05
スポンサーリンク
どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。
IT先進国のはずの日本で
FAXなど時代遅れのモノが
いまだに使われ続けることについて
記事が上がってたので、
個人的な考察を書いてみます。
①先進国だから
日本は先進国であるため、
インフラが発達した「当時」の仕組みで
ベースができてしまっています。
一度できた仕組みを変えることは困難で、
最初にエイヤッとジャンプして止まった
場所から、なかなか移動できません。
日本は何もない状態から、当時最先端だった
FAXやメールに着地したため、そこから右へ
なかなか進めないわけです。
何もない状態 ⇒ FAX ⇒ メール ⇒ クラウド…etc
「何もない状態」以外は、足もとに粘着テープが
貼られていると思えばイメージしやすいですね。
これが途上国になると話が別です。
FAXやメールを飛び越えて、いきなりチャットやクラウドに
着地するので、じつは、遅れていたほうが
あっという間に追い抜いてしまうことだってふつうです。
②人間の性
どこかの本か記事で見ましたが、
人間の本能的には保守的になりやすいらしく、
一度手に入れたものや決まったものって
なかなか変えたがらない習性があるらしいです。
このへんは、仕事だったり恋人だったり
マイホーム購入だったり、考えてみると
なんとなく理解できる部分ですよね。
年配になるほど保守的になりやすく、
組織のルールを決めるのは基本的に年配の人に
なってくるので、①との相乗効果もあり、
一度決まった仕組みを変えられない文化が
生まれやすい。
あと、人間はよく知らないものを怖がるので、
Googleにデータを預けるなんて怖いことできない!
となりがち。
原発もそうですよね。
リスクを恐れるなら、車になんて乗れないはずなのに
そういう人に限って乗るんですよ。
ようは、メリットとデメリットを比べて、
メリットのほうが大きいから車に乗るわけで。
「知らないからなんとなく怖い」っていうのは
ある意味、幽霊と同じなわけで、
必要以上にリスクを大きく見せてしまうんですよね。
③リテラシーとイノベーションの問題
横文字ですみませんw
使う側のスキルが上がらないということと
企業側が「売れる」という理由で
時代遅れなものを切れないのも大きい。
例えば、FAXがスマホで受信できる!と
うたっているFAXが販売されましたが、
そもそもこういう商品を出すから、
脱FAXができないんですよ。
Googleなんて、Internet explorerの
バージョンが少し古くなると、
GmailやGoogleカレンダーが見れなくなります。
「そんな古いもの使ってんじゃねえ」
ってことでしょう。
ある程度切り捨てることも大切なんですよ。
最後に
まぁ、FAXに限らず、CDや名刺など、
なかなかなくならないものが多い理由も
大体似ているでしょう。
対象そのものを切り捨てるか、
完全に存在が消えるほどの黒船的な何かが
こないと、なくなるのは難しいだろうなぁと思ってます。
さて、それでは今回はこのへんでー!
---お問い合わせはLINE公式アカウントへ。
メールの宛先は、
sakakiharaあっとまーくrebirthink.jpまで。
★逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
another lifeさんからの取材記事
★高校も大学も中退し、就活もしていない波瀾万丈な人生を歩んだ私が、学校教育を変えたいと決意した話
STORYSに自伝書きました