政治リテラシーが低くてもわかる!日本の改革が遅いシンプルな要因
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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。
ぼくは政治リテラシーは高くないと思っているものの、
学校教育の改革を行っていく上では、
それなりにないとうまくいくものもいかない。
短時間で深く学べたら…
という都合のいい話はないよなー
と思ったら、ありました!
今回はそんなお話。
日本の政治はスマートフォンに例えるとわかりやすい
6/3に、友人の海老沢由紀さんから招待してもらい、
東京の町田市で行われた橋下さんの講演会に行ってきました。
これがここ数年で数えるくらいの
めちゃくちゃ面白い話だったんで、
学んだことを要約ベースで書きます。
昔から、わかりにくいことは
身近なものに例えるとわかりやすくなるもんです。
で、政治の場合は、
ぼくたちが身近で使ってるスマートフォンに
例えるとわかりやすい。
世の中をよくする「政策」はアプリに例えることができる。
ぼくたちが使ってるアプリは、知ってのとおり
いろいろな会社、個人が作ってる。
ポケモンGOだったら、ナイアンティック、
Gmailだったら、Google、
Snowだったら、LINEという感じだ。
政策も同じで、特定の政治家が
いろいろな政策を考え、街頭演説やテレビで語っている。
じゃあ、スマホのアプリは何で動くか?
もちろんスマホ本体ですよね。
※ここでは、わかりやすくiPhoneで話を進めます。
スマホがないとアプリが動かないのは当たり前だけど、
だったら、初代のiPhoneで、
今のポケモンGOが動かせると思いますか?
答えはNo
なぜなら、iPhoneのスペックそのものが低く、
動作も遅いから、動かせるアプリは限りがある。
ポケモンGOの場合、GPS機能がないと遊べないが、
iPhoneにGPSがついたのはiPhone 3Gからだ。
じゃあ、政治でいうiPhoneにあたる部分はどこかというと
国のお役所になる。
少し専門用語を使うと、
政策(アプリ)はソフトウェアであり、
実行環境(iPhone)はハードウェアだ。
どんなに画期的なアプリを作ろうと、
動かせるハードがないと実行できない。
ハードを新しくする方法ないの?
このアプリを使えば、教育の無償化ができるんです!
と語ったところで、
そのアプリが起動すらできなければ意味がないでしょう。
アプリを作る側は、最先端のものを作ろうとする。
が、動かない環境に当てはめても、夢物語で終わってしまう。
じゃあ、ハードウェアをアップデートするには
どうすればいいかというと、
新しいiPhoneを作るように、
新しい役所(実行環境)を作ればいい。
んで、iPhoneはもちろん、
新しいハードウェアを作る上で、
要件定義というものがあります。
すごーくシンプルにいうと、
画面の大きさはどのくらいか、
どういう部品を使うか、バッテリーは…
みたいな感じです。
政治のハードにあたる要件定義は憲法に
あたるんじゃないですかね。
憲法といえば9条にばかり注目が集まるけれど、
ほとんどは役所の仕組みについて述べられているそう。
まー言うは易し、です。
企業経営と政治は根っこは同じ?
どんなハードウェアを作らないといけないのか?
という要件定義は、当然作れる人が
ちょっとずつ作り上げていくしかない。
そこで大事になるのが適材適所。
現在の東京がやっている仕事量は、
ブラック企業も顔負けで、
必要なことを議論する時間さえも作れない。
時代の変化に対応し、成長し続けている企業で
働いたことがある人なら当たり前の話だが、
トップは、トップにしかできない仕事をやり、
組織の方針を決めたら
下に仕事+権限をどんどん与えます。
東京の場合、本来は23区やその他市町村がやるべき
仕事も全部東京都がやってる状態。。。
理由は単純で、お金と権力を手放すのが嫌なトップと、
仕事や面倒なことが増えるのが嫌な部下がいるから。
ベンチャー企業だと、トップが何もかも
やっちゃうことは珍しくないけど、
企業規模がそれなりになってきたら通用しない。
適材適所で人や金を配置し、
責任と権限を明確にした上で、
PDCAをまわしていく。
企業運営において鉄板となる手法が
政治にも有効だけれど、そこが抜け落ちてる。
それがキャパオーバーに繋がり、
議論しないといけないことができない。
だから結果として、
絶対に飲まないし使用もしない、豊洲の地下水を
キレイにしないといけない云々の話も決着しないし、
待機児童も減らないし、教育の無償化も進まない。
最後に
橋下さんは、
「政治の地味な部分や難しい部分」を
わかりやすく噛み砕いて伝えるスキルがすごい。
ぼくがやりたい学校教育改革という
アプリは、現状だと動かすのが難しいハードウェアで
実行しないといけない。
その構造が橋下さんのおかげで理解できたので、
今後に活かして絶対に実行させる。
本をたくさん読むのも大事だけど、
そこそこの前提知識さえあれば
頭がいい人の話を聞くほうが
学びとしては大きいな、と改めて。
さて、それでは今回はこのへんでー!
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★逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
another lifeさんからの取材記事
★高校も大学も中退し、就活もしていない波瀾万丈な人生を歩んだ私が、学校教育を変えたいと決意した話
STORYSに自伝書きました