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Amazonは買ってなくてもレビューが書ける理由

   


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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。

たまに話題になるこのネタ。

作家やマーケティング担当者など、

Amazonでモノを売っている関係者は

どうしてもレビューとの付き合いが必要になりますよね。

今回は、なぜアマゾンは買ってなくても

レビューが書けるのかについて、

ぼくなりの考察を書いてみます。

アマゾンのレビューに対する考え方とは

アマゾンのスローガンは

「地球で最も顧客を大切にする企業であること」です。

これはきれいごとでもなんでもなく、

現場の従業員全員に染みついていて、

言っていることとやっていることが一致しているからすごいわけです。

Amazonはコストコに近しいビジネスモデルと言われており、

商品の売り上げよりもさることながら、

有料会員のAmazonプライムの年会費も利益に貢献しています。

にも関わらず、プライム会員の解約手続きは、わずか3クリックで可能です。

なぜこんなに簡単かというと、

某ヤフーさんのように複雑化させることは、

企業のスローガンから外れてしまうからでしょう。

レビューに関しても同じです。

ユーザーの購買判断にプラスになるかどうかを

考えた仕組みになっているのでしょう。

レビューの偏りを防ぐために、誰でも書けるようにしている

ここからは、ぼくの完全な推測です。

が、そんなに大きく外れてもいないと思います。

誰かが何かをお金を払い購入する、いわゆる”商取引”において、

インターネットショッピング(EC)が占める割合って知ってますか?

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出典:電子商取引に関する市場調査

経済産業省が公開しているんですが、2014年時点で、たったの4.37%なんです。

スクリーンショット 2016 03 29 12 47 03

食品、飲料、酒類は、やっぱりスーパーが圧倒的に強いので、

ECが占める割合は、たったの1.89%しかなく、

最も高い事務用品、文房具でも、28.12%にとどまっている。

全体は4.37%だが、これはECサイト全体であり、

アマゾン、楽天、ヤフーなど、全ての合計値である。

よって、4.37%のうち、アマゾンの比率となると、更に下がる。

つまり、アマゾンで売っている商品の評価を求める場合、

アマゾンで買っている人しかレビューをできないようにすると

非常に少ない母数になってしまうわけだ。

だから、購入先がアマゾンではなく、他のECサイトや

リアルショップだったとしても、その商品の使用経験があれば

オールオッケーだよ!という考えなのではないでしょうか。

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最後に

たまに、買ってない人もレビューが書けるから

荒れるんだっていう人もいるけれど、

たとえば本の場合、買ったからといって

読んでレビューを書くとも限らないし、

それは本以外の商品だって同じ。

アマゾンで買った人には「アマゾンで購入」マークが出るし、

悪質なレビューには報告ボタンがある。

機能してるかどうかは置いといて、

それで十分じゃないか?

Googleのストリートビューもそうなんだけど、

基本的には性善説でサービス設計がされている。

性悪説を考え始めるとサービスなんて作れないし、

抜け穴なんていくらでもある。

というわけで、Amazonは買ってなくてもレビューが

書けるという仕組みは今後もずっと続くと思います。

ぼくは非常に合理的でいい仕組みだと思ってますね。

さて、それでは今回はこのへんでー!

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