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過労死がいつまでもなくならない理由

   


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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。

三連休でまったりモードの世間に
大きなニュースが飛び込んできましたね。。。

ぼくは電通で働いたことはないのですが、
仕事で間接的に携わったことがあるくらいで、
なんかこう、イケイケというか、体育会系のノリが
すごかったのが印象的でした。

ぼくもブラックで仕事をして、精神を壊す一歩手前まで
いった経験があるので、そこを踏まえつつ、
なぜ過労死がなくならないのか書いてみます。

働いた時間は関係ない

100時間残業ってきくとヤバい印象を持つ人が多いはず。
大体、過労死のニュースがあると、
セットで残業時間も出るものですが、
ぶっちゃけ、何時間働いたとか関係ないんです。

何が関係あるかって、
働く環境なんですよ。

それこそ、ベンチャーで仕事をしている人の中には、
「働いている時間」だけでいえば、もっと長い人も多いですよ。

時間ばかりに注目されがちですが、
環境ってめちゃくちゃ大事で、
ベンチャーの場合、みんなやりたいことを
ただただやってるだけなんですよ。

仕事と遊びの区別がないというか、
やりたいからやり続けてる。だから働いた時間の割に消耗しない。

けれど、仕事に難癖つけられたり、
パワハラ、セクハラがあったり、
やりたくないことを無理やりやらされたら、
働いた時間の何十倍、何百倍も消耗する
わけです。

ぼくも、他人の足を引っ張ったり、陥れることにばかり
時間を使う人間たちがいたベンチャーで仕事をしていたのでわかるのですが、
精神が休まらないんですよ。
これは経験しないとわからないかもしれないな。。。

過労死がいつまでもなくならない理由とは

大きく2つあって、まず1つめが、
当事者を精神的に追い込んでしまう、価値観の押し付け。

「おれの若い頃はもっと長時間働いた。これぐらいetc」
に代表されるような、
俺も頑張ったんだからお前も頑張れ論。
価値観の押し付けですね。

ひどい人間になると、
過労で倒れた人に対して、
「おれのほうがもっと残業してる」
と言っちゃう人までいますからね。。。

人間って、精神的にしんどくなると、
視野が狭くなるんですよ。

普段どんだけ視野が広かろうが、狭い範囲しか見えなくなります。
これも経験しないとわからない。
だからこそ、こうした精神論の押しつけに
「おかしい」と気付けず、もっと頑張らなきゃっていう思考になる。

そして2つめは、逃げること、撤退すること、断ることの
大切さを教わらずに大人になったから。

これも簡単な話で、部活を3年間嫌々でも頑張れば、
頑張ったと褒められたし、内申点も上がる。
1年間で部活をやめて、合計3つの部活を経験すると
「根性がない」「飽きっぽい」とネガティブ評価をつけられる。

つまり、頑張ること、続けることばかりを評価され、
逃げたり断ったり止めたりすることは評価されずに大人になったから、
会社を辞めることを悪いことだと思ってしまう。

そして、教える側も、社会を知らず、
キレイごとばかりを述べるこんな先生も
いるんだから、歪んだ価値観が育ってしまう。

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こういう発言が過労自殺を増やしている
現実を知らないんだろうな。
これでグローバルビジネス学科の教授らしいから、面白いですよねぇ。。
民間企業経験者とは思えない。。。
まさに負のスパイラル。

最後に

過労死をまねく職場環境をなくすことより、
そんな環境だった時にどう逃げるか、
他の居場所を作っておくか、というほうが現実的。

ちなみに、現時点でも、相談ダイヤルだったり、
メンタルケアをするようなところはありますが、
本質的ではないんですよ。

なぜなら、すでに書いたように、
病んでる人は、極端に視野が狭くなってるから、
相談できるところがあることに気付けなかったり、
頼ってしまうことに罪悪感すら感じてしまうから。

じゃあ、本質的な対策ってどうすればいいのかって
話は、長くなるので明日にでも。

さて、それでは今回はこのへんでー!

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逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
another lifeさんからの取材記事

高校も大学も中退し、就活もしていない波瀾万丈な人生を歩んだ私が、学校教育を変えたいと決意した話
STORYSに自伝書きました

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