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社会保障は「使ってもいい空気」を作ってナンボ。そのためには性善説を前提に考えないといけない

   


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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。

ここ最近、
いろいろと立て込んでまして、
フリーアナウンサーの長谷川さんの
大炎上ブログを全部チェックしました。

こういう社会保障と性善説、性悪説問題って
たびたび出てくるので、今回はそのことについて。

セーフティネットは性悪説だと成り立たない

ぼくの中での結論はコレだけなんですが。。。
セーフティネットっていうのは、
生活保護に代表されるように、
最終的に自分の身を守ってくれるものです。

起業して失敗してお金がなくなったとしても、
実家に帰ることができるならば、
とりあえず食べていけなくなることはないですよね。
そういう人にとっては、実家がセーフティネットになります。

で、社会的なセーフティネットって、
性悪説で考えると成り立たなくなるんですよ。

そもそもが、セーフティネットの「価値」というのは、
対象となる人が、しかるべき時に、しかるべき手順を経て使ってくれること。

ところが、性悪説で考えることで、
本当に助けを必要としている人が委縮したり遠慮してしまい、
助けるべき人が助けられなくなってしまうんですよ。

助けないといけない人が助けられないリスクと、
助けなくてもいい人(制度を悪用する人)を助けてしまう問題を
天秤にかけた時、後者を選んでしまうと、
目的が破たんしちゃうと思いませんか?

誘拐された人の中にテロリストが混ざっているかもしれないから、
全員射殺しろ!なんてことにはならないじゃないですか。
あれと同じ話。

社会的に影響力がある人こそ性善説でいてほしい

テレビだろうがWebだろうが、著名で少しでも
影響力がある人は、性善説でいてほしい。

救済処置、制度を積極的に利用する人を増やすように発信することで、
背中を押してもらえる人だって増える。

わかりやすく例えると、育児休暇や長期休暇のような
名ばかり制度を促進させるには、
影響力がある人(上司や役員)が積極的に制度を活用したほうが広まるじゃないですか。

組織の上のものが、育児休暇や長期休暇を取るからこそ、
その下で働いているメンバーも取ることができるし、
「使ってもいいんだ」という「空気」が生まれる。

ところが、育児休暇制度があるのに、誰も使わないんだったら
「使っちゃいけないんだ」という「空気」が生まれる。

社会保障のようなセーフティネットも同じで、
「使ってもいいんだ」という「空気」を作ることが大切。

その空気作りには、影響力がある人のほうが向いているんですよ。

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最後に

というわけで、まとめると

・セーフティネットは使ってもらわないと意味がない
・制度より「使ってもいい空気」が必要
・影響力がある人は空気作りがうまいから、性善説だとスムーズにできる

という感じです。

というわけでぼくの意見としては、
長谷川さんの発信は、
メリットよりもデメリットのほうが大きかったと捉えています。

まぁ、みんな、社会を良くしていきたいって気持ちは同じだと思っていて、
前提が性善説か性悪説かの違いなんですよね。

ぼくは性善説を前提にしたほうが、うまくことが運ぶことが多いんじゃないか派です。

さて、それでは今回はこのへんでー!

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