【献本御礼】いつも携帯したくなるライトな哲学本 / 半径5メートルの野望(完全版)
2016/06/14
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どーも、榊原(@ms_rebirthink)です。
はあちゅうさんから献本いただきました。
感謝!
2015年1月に単行本として出版されてまして、
ぼくはそちらも読んでいます。
うん、この記事をいま読み返すと、若い。。
本当に1年3ヶ月前のぼくが書いたのか。。。
それは置いといて。
6/15(水)発売の単行本は、1章まるまる追加され、
より等身大で、本質をつく内容がプラスされた完全版。
以前のブログにも書いてるとおり、Evernoteにメモしながら読んだんですけど、
こうして1年半経って読んでみると、めっちゃ面白いんですよ。
自分の成長を本に教えてもらえた
1章増えてるから、全体のボリュームが増えてはいるのですが、
Evernoteに保存したメモの量は約2倍。
なんでこんなに増えたのか。
これもヒントが本の中にありました。
わからないこと、自分の知識が追い付いていないことは「つまらない」と認識してしまうのだとわかりました。
~中略~
誰かにつまらない、と思われるコンテンツのほうが、他の誰かには深く刺さるんだな、ということを思いました。
つまり、2015年3月のぼくでは真意が理解できなかった部分が、
今は理解できているということ。
当時は、ふむふむ、と感覚的に思っていたところが、
そうだよね!に変わったところが大きい。
例えばコレ。
嫌なことは、ネタにしないと「嫌な思いし損」
嫌なことは嫌なことでしかないので、起きないほうがいい。
でも、起こってしまったら、起きていないことにはできないので、
あとはどうやってそこから自分の気持ちをプラスに持っていくかが大事ですよね。何が勝ちで何が負けかなんて、測る方法はないのですが、「向こうが私に執着しているにもかかわらず、私は相手のことを忘れていた」という時点で、勝った、と思いました。
ぼくは最後に会社員をしていたベンチャー企業が、
昼ドラもびっくりなドロッドロな人間関係で、
精神を病む一歩手前までいったことがありまして。
おそらくそれを引きずって、
SNSをはじめとするWeb上の発信を、
オープンにしているつもりで、
できていなかったんです。
が、今年ふとそれを考え直し、フルオープンに。
そして、今年の1/1から毎日ブログで発信を続けたところ、
とある教育サービスと協業できる機会をいただきました。
※発表できるタイミングになったら改めて書きます。
それはまさにこのことだなと。
目の前の仕事をコツコツとこなしていくことが、結果的に夢へと導いてくれました。
自分の周りの「半径5メートルの野望」に目を向け、飛び込んできた仕事に真摯に取り組んでくれば、自分でも思いもよらなかったチャンスが巡ってくることを実感しています。
こういう”小さな変化”がたくさんあったように思う。
それが結果的に、ここで書かれてる良いサイクルとして
レベルアップにつながったんじゃないかな。
自分の身近な人が活躍するのを目の当たりにして「自分だって」と奮起すること。
勝手にライバルを決めて、その人を目指し、何者かになろうと奮闘すること。
小さな世界でもいいから、認めてもらうこと。
このことの繰り返しが、徐々に自分のレベルを高めてくれるのだと思います。
好きを仕事に変えていく部分は、
特に意識しています。
学校教育現場って、学校の外から来る講師には
子供たちに何かを教えられる喜びをインセンティブにしているので
人の心を動かさない限り、お金が動くことはないわけです。
好きな仕事なら、お金に変える方法を考える
人からお金を取れないのであれば、それはどこまでいっても「上手な趣味」の域を出ません。何かを「お金にする方法」は「お金を使わないと身につかない」とも思います。
「サラリーマンはなかなかプライシング(価格決定)の機会がない」
だから、自分でも自分のプライシングができない。
そのための課題はコレ。
安売りしたツケは、自分に返ってくる(しかも大抵利子つき)というのは
会社員時代も経験してるので、
ここでいう「芯」を「幹」のように強く根付いたものにしないといけない。
自分を安売りしたツケは、いつか自分に回ってきます。
そして謙虚でいることと、自分を削って何かをすることは全く違うことです。自分に都合のよい「もしも」が起こらない前提で、自分が納得できる条件で、仕事は受けるべきなのです。
自分なりの仕事の基準を持っていると、「もしも」の連鎖が断ち切れます。企業には「クレド」、つまり信条を言語化したものがあります。
従業員は、個々の仕事で判断に迷ったらそれに従って動けばいいという、
企業の憲法のようなものです。企業に属していても、個人でも、そういった、自分なりの「一番芯になる部分を決めておけば、個別のケースでいちいち悩む必要がなくなります。
いつも携帯したいと思えた理由
今回、タイトルには、ライトな哲学本、と書かせていただきました。
ぼくは、ライトな哲学本というのは、
文章力がある人だからこそ作れる新しい分野だと思う。
僭越ながら、はあちゅうさんは言葉の選び方、
体験談を含めた例え話、文章の構成のバランスがとてもよく、
ずっと心に残る文章を書ける人だなと思っています。
哲学書って小難しいイメージがあるし、
それこそ人生の参考書のようなポジションだけど、
ライトな哲学書というのは、
もっととっつきやすいが故に、もっとたくさんの人たちの
背中を押せるジャンルの本になる。
だから、この半径5メートルの野望は、
時折読み返すことで、自分のステージ、成長が確認できる
ライトな哲学書だなとふと感じた。
ほんと、名言だらけなんですよ。
よく人と会話をしていて「あの人は深い、あの人は浅い」なんて言い方をしますが、私はその差は、考える量の違いなのだと思います。
深みというのは経験が定着しているかどうか。
一つの経験や知識を得た時に、この経験とあの経験はつながっているとか、
自分にとってどんな意味があるか、関連性を見出したり、タグづけをして、何かの時にはすぐそのタグで頭の中を検索し、引っ張り出してこれるかどうか、です。
タグは、考えを深化させる時に出てくるものだと思います。
進むほうの「進化」ではなく、深めるほうの「深化」です。この深化を極めていくと、普遍的な真理にぶつかるけれど、逆に進化は、どこまでいっても進化なので、ゴールがない。
進化を追い求めすぎると深化できないので、これもバランスをとることが大事だと思うのですが、どちらも同時にできてこそ、初めて深みのある人間になれるように思います。
結局、今この瞬間を真剣に生きること以外に、夢へのファストパスはないのだと思い知ったのです。
そして、夢が叶って、もう一つわかったことがありました。
それは、夢が叶ったくらいでは、自分自身は劇的に変わらない、ということです。
退屈は安定の証拠
退屈=安定している・不安がない証拠だとも言えます。また、退屈という感情は、自分の所属している場所を教えてくれることもあります。
〜中略〜
人間には、刺激がほしい時期と安定がほしい時期が交互にやってきます。
「退屈」という感情は変化が必要だと自分が感じている時にやってきます。
退屈を感じたら、自分からもう少し攻めの姿勢を取ってみることにしましょう。
全部引用すると、とんでもない量になるので、
厳選しましたが、こういう「へぇ」と思えることを、
咀嚼して自分のものにすることが大切で、それに加え、
ここを意識して自分流を作っていくことが大切。
尊敬する人、憧れの人がいたら、表面的な行動だけでなく情報源を真似した方がいいのです。
情報も行動も常にインプットを実戦して、確かめて、更新していかないとベストな「自分流」にはたどりつけません。
そして自分流を作っていくことが、
半径5メートルの外へ出ていくことに繋がる。
とはいえ、会いたい人たちに会えるようになったり、
好きなことを仕事にできるステージに行くには、
生易しいことばかりでは行けないわけです。
耳が痛くなることだってしっかり書かれています。
愚痴を言うほど後退する人生
〜中略〜
諦めるか、ルールを変えるために頑張るか、会社を辞めるかのどれかしか選択肢はないですよね?
ルールを変えたいという前向きな内容ならまだしも「そのルールが嫌だ」という意味のないことで1時間しゃべっている、その時間が勿体ない、と思ってしまいました。
いつだって、上を見ればキリがなく、下を見ている暇はなく、足りないピースを探し続けて、そのピースを埋める旅。
それが人生なんだなと。
行動しない人ほど、理由と順番にこだわります。
理由がある好きより理由がない好きの方が強いように思うので、
「かっこいい理由なんてないですけど、この道を選ぼうと思いました」と言い切れる人のほうが信頼できます。
最後に
組織内でのちっぽけな背比べで
井の中の蛙になっていたり、
THE昼ドラに振り回されて
疲弊したこともありましたが、
そんなぼくが尊敬できる人たちの言動に感化され、
こうして高みを目指せている。
自分のステージをあげていく上で、
常に意識しているのはコレ。
人間関係には、見えないカーストがあります。
そして、同じカーストに所属している人同士でないと、フェアな会話はできないのではないでしょうか。
ここでいうカーストとは、稼ぐ額や知名度ではなく、価値観・人生観など、精神のレベルで決まります。
ただ、心の位置が同じ人は、不思議と稼ぐ額も知名度も似ているので、結果的に、目に見える部分での共通点も多く感じます。誰かのおまけで会ったり、コネを借りたいして、会いたい人にただ会うだけなら、できないこともありません。
でも、それはあまり嬉しくない。
本当に「会うだけ」で、相手の心の中には入れないからです。
パーティーでの名刺交換と変わりません。人と人との関係は、ただ会うこと自体や会う回数にはそれほど価値はなくて、対等な立場では話した時に、同じ目標を見ていたり、心から理解し合えたりすることに、初めて価値と喜びがあるのだと思います。
ぼくは、はあちゅうさんの考え方、生き方含めた
人間性がすごく好きだからこそ、
新しい価値を作っていける関係性になれるよう
自分のステージをひたすらあげていくことが夢。
もちろん、自分だけが成長しているわけじゃないから、
例えると、スーパーカーにママチャリで勝負を挑むようなもの。
分をわきまえない高みを目指していようと、
熱狂というガソリンがある限り、
自分で道を作り出せると思ってます。
ライトな哲学書でもあり、
こういう熱い気持ちにもさせてくれる名著、
マジで必読ですよ!
さて、それでは今回はこのへんでー!
うつ姫、とにウツもオススメですよ〜!
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★逃げることは悪いことじゃない。高校・大学両方を中退した僕が伝えたいこと。
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